土日は漫画③ 穂積『式の前日』
枕を新調したい。
さいーきーんのーしあわせーといーえばー、(backnumber風)
もっぱら寝ることです。睡眠。
わ~だめや~寝そう~
と、まどろみながらYouTubeアプリを開き、いつもと同じ快眠音楽をタップ。就寝。
こーれが、一番のしあわせ。
ちなみにですが、その快眠音楽、フルだと3時間強あります。
ありますが、まともに2分以上聴いたことはないです。たぶん。
寝ているので記憶はございません。確かではないので、たぶん。
α波、とやらが最強に脳に染みるんだな。
ふぉわ~んとしてきたなあ~~~とか感じる暇なく、気づいたらもう朝。
一体どんな波なのかはわかりませんが、α波最強。
寝起きは昔から良い方で、早起きは得意分野なのですが、最近はなんだかツライ。
寝ても疲れが取れないというか。
むくみ系の疲れはまあまあスッキリするのですが、ある一部の疲れはMAXのまま。
今ちゃんと寝てたよね? うん寝てたよね? と確認したくなるほど、疲れが全く取れません。
アゴの疲れ。
はい、どうも寝てる間にもっのすごい力で噛み締めている? 食いしばっているそうなんです。
母曰く、歯ぎしりはしていないそうなので、純・食いしばり。
普通に眠れているので、不眠ではないのですが、とにかく起き抜けのアゴのだるさが非常に不愉快なんですよ。
というわけで、解消を試みようと思う!
明日、まくら屋さんに伺います。
自分の身体は、自分が大事にするんや〜〜
と思い、まくら屋さんのホームページを開くと。
?!?!?!?!?!?!?!
さて、土日ですね。
土日は漫画。
本日は、穂積『式の前日』です。
穂積さんの堂々たるデビューコミックス。
7作の漫画がおさめられたオムニバス形式の短編集です。
表題作「式の前日」がSNSで話題になったことから、瞬く間に評判が広まり、「このマンガがすごい!2013・オンナ編」にて第2位となった、本当にすごい!漫画。
『式の前日』、普段漫画を読まない方こと、読んでいただきたいです。
そのわけは。
圧倒的な読み応え、です。
本当に漫画を読んだのか? と疑わしいほどの、読了後のお腹いっぱい感。
味わっていただきたい。
表題作「式の前日」は、式を前日に控えた男女のお話です。
皆さんがご想像されたとおり、結婚式の前日、です。
ひとつの家に住むふたり。他愛のない会話。
「あっちのが二の腕細く見えた気がする」
「かわんねーよ」
「寸胴に見えない?」
「かわんねーよ」
「ちゃんとキレー?」
式の前日もふたりは普段と「かわんない」。
「手つないで寝てい?」
「今日はずいぶん素直なのね」
「……泣いてんじゃん?」
「泣くとブスになるよ 明日」
「……うっさいバカ」
やはり、
式の前日には、ふたりだけの特別な胸に迫るものがあった--
読み応え!! と言っておいて、ただの恋愛漫画なわけありません。
これ以上は、本格的にネタバレなので、本編でぜひ。
「式の前日」のほか、
「あずさ2号で再会」
「モノクロ兄弟」
「夢見るかかし(前編)」
「夢見るかかし(後編)」
「10月の箱庭」
「それから」
以上の6作も劣らず、ずっしり読み応えです。
穂積さんの別の作品も気になるなあ。
なんだかエネルギーが切れてきました(怠惰)
寝床についても、頭を乗せる場所は合わない枕しかなく。
あ〜〜ほんまに明日、たっけー枕買ってしまったらどうしよう。